初めてのEAつくーる~移動平均線クロスのEAを作成する(1)

レンジ相場とトレンド相場

前回記事ではシンプルなローソク足逆張りロジックをEAつくーるでEA化してみましたが、実際はあんなロジックでEAを作る人はいないと思います(笑)

初めてのEAつくーる
EAつくーるはトレードアイデアを形にする相棒 なんかEAつくーるの記事を書くのも久しぶりですね。今までも何本か記事を書いているので気になる方は是非ご覧ください。 EAつくーる関連記事 今回記事を書いたのはお友達がEAつくーるデ...

やはり単純な逆張りロジックだけだとトレンド相場では連敗続きになってしまい損失額は膨らむ一方になります。逆張りロジックの有利なレンジ相場で損失分を補えればいいのですが、実運用可能なレベルには程遠いというのが現実です。

逆張りロジックからすると「憎きトレンド相場め!」となるわけです。

逆にトレンド系のEAにとっては「トレンド、キター!」ということになるわけですから、EA作成というのは簡単なようで難しいのです。

一般的には相場の約70%がレンジ相場と言われているのでほとんどの相場で逆張り系のEAが有利になるのですが、一回のトレンドで被る損失が大きいので逆張りエントリーだけで相場を生き抜くことはかなり厳しくなります。

トレンド相場を避ける高機能なフィルター機能を併用しないと長期にわたって右肩上がりの収益曲線を描くことは出来ないわけです。稀に逆張りだけで生き抜いているEAもないわけではありませんが、含み損に耐えるタイプ、あるいはただの聖杯なのでEA初心者の人が目指すべき山ではないと思います。

最初はつまらないEAから作りはじめ、俺のパフォーマンスにEAつくーるがついて来れないぜ!と感じてから新しい山にチャレンジすることをお勧めします。

 

トレンドと言えば移動平均線ですが

逆張りEAは勝率も上げやすくハマればきれいな右肩上がりの収益曲線を狙えるのですが、突然のトレンド相場には無残にも崩れ落ちます。

そんなトレンド相場を牛耳ることが出来るのはやはりトレンド系EA、今回はトレンド系インジケーターの王様とも言える移動平均線に登場してもらってロジックを考えてみたいと思います。

EAを作ろうと目指している人の中に移動平均線を使ったことがないという人はいないと思います。

移動平均線とは任意の期間における価格の平均をチャート上に表示したもので視覚的にトレンドの方向や強さがわかる優れもののインジケーターです。

実は移動平均線(MA)は順張りだけでなく逆張りにも使えるのですが、今回は誰もが知っている移動平均線クロス(MAクロス)のロジックをEAつくーるに入力していきたいと思います。

たしか過去にも記事にしてるはずですが探すのも面倒なので新たに記事を書いておきます。最近ブログのネタもないし(^^;

MAクロスというくらいなので当たり前なのですがMAのクロスを利用します。

具体的には短期と長期の2本の移動平均線のクロスを使います。

下の画像で2本の移動平均線がクロスしている箇所(白い丸)がエントリーポイントになります。トレンド相場では無双状態ですね。

 

一方で悲しい現実もあります。下の画像はレンジ相場でのエントリー状況ですが往復ビンタの連続が続いてしまいます。

移動平均線クロスはトレンド相場には強いのですが、レンジ相場ではボコボコにやられてしまうというのがよくわかるチャートですね(T_T)

トータルで勝つためにはレンジ相場での負けを減らすか、トレンド相場での勝ちを増やすしかありません。

まずは最もシンプルな移動平均線クロスロジックから

移動平均線クロスの光と闇を見てぐったりしてしまったのではないかと思いますが、そんなことにはおかまいなしにロジックを考えていきましょう!

【買いエントリー】

短期移動平均線(期間30)が長期移動平均線(期間50)を下から上に抜ける

【売りエントリー】

長期移動平均線(期間30)が短期移動平均線(期間50)を上から下に抜ける

【損切】

ストップロス→100pips

【利益確定】

テイクプロフィット→300pips

移動平均線クロスのロジックの中では最もシンプルなものですが、通貨ペアによっては右肩上がりのEAが作れたりするので面白いと思います。

ポンド円などのトレンドの発生しやすい通貨ペアがお勧めです。

 

EAつくーるに入力

ではさっそくEAつくーるに入力していきましょう。

今回の作成するEAの全体ロジックは以下の通りです。青字が買いエントリー、赤字が売りエントリーになります。

ポジション1 (マジックナンバー:1)
売買条件1 : 2本前の期間30の単純移動平均線 < 2本前の期間50の単純移動平均線の場合、買いエントリー
売買条件2 : 売買条件1に加えて1本前の期間30の単純移動平均線 > 1本前の期間50の単純移動平均線
売買条件3 : 2本前の期間30の単純移動平均線 > 2本前の期間50の単純移動平均線の場合、売りエントリー
売買条件4 : 売買条件3に加えて1本前の期間30の単純移動平均線 < 1本前の期間50の単純移動平均線

基本的な入力方法は前回の記事を参考にしていただくとして、入力内容だけを画像で表示していきます。

まず最初にストップロスとテイクプロフィットの設定からいきます。

 

続いてオプション機能に移動し「1本のローソク足でのエントリー回数制限」にチェックを入れます。

あとはロジックを入力していくだけですね。

では買いエントリーの入力から始めます。

ポジション1タブを選択して下の画像を参考にしてサクサクと入力していきましょう。

まずは売買条件1から入力していきます。

ツールバーの「売買条件追加」をクリックし売買条件2を入力していきます。

売買条件2を画像のように入力していきます。「条件追加(AND)」を選択し「追加先の条件」を1に変更するのを忘れずに。

 

ツールバーの売買条件追加をクリックし売買条件3を入力していきます。

ここからは売りエントリーの入力になります。

売買条件3を画像のように入力していきます。新規売りエントリーへ変更するのを忘れないようにしましょう。

ツールバーの売買条件追加をクリックし売買条件4を入力していきます。

売買条件4を画像のように入力していきます。「条件追加(AND)」を選択し「追加先の条件」を3に変更するのを忘れずに。

以上で売買条件の入力は完了しました。あとはEAを書き出すだけですがその前に作業データファイルを保存しておきましょう。

セーブをクリックして任意の場所に保存しておいてください。今回入力した内容を変更したり、追加の機能を入力するときに便利です。

セーブが終わったらツールバーの「EA作成」ボタンをクリックします。

任意の場所にEAファイル(MQL4)を保存します。保存したEAファイルはMT4のExpertsフォルダにコピーします。ナビゲーターのエキスパートアドバイザの上で右クリックし更新をクリックするとインストール完了です。

 

バックテストいってみましょう

ポンド円1時間足でバックテストしてみました。

シンプルなMAクロスのEAなので結果は二の次です(^^;

ちゃんとトレードしていることを喜ぼうじゃありませんか!

それではストラテジーテスターの「チャートを開く」をクリックして実際にトレード状況を確認してみましょう。

ゴールデンクロスで買いエントリー、デッドクロスで売りエントリーしているので売買ロジックどおりのトレードをしてくれているようです。

今回はもっともシンプルな移動平均線クロスのEAを作成しました。次回はこのEAにオプション機能を追加したらどうなるのかを試してみたいと思います。

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