「埋めない窓はない」、「窓は必ず埋める」といったいわゆる格言というやつは、トレードを始めたころから何度も耳にしてきました。しかし、時間がたてばいつかは埋まるのは当たり前でしょ、くらいの認識で積極席にトレードに活用しようとは思ったことがありません。ましてやタイミングが悪いと窓が埋まるまでに何年もかかるかもしれないという罠も仕掛けられています。しかし最新のfx-onの人気商品ランキングをチェックしてみると窓埋めEAがランクインしているようですね。
バックテストでもフォワードテストでも好成績を残しているので、このEAかなり気になっています。
大まかな戦略としては月曜日早朝の窓埋めにターゲットを絞りトレードしているので、単純なギャップトレードよりも勝率が高くなっているようです。約70%の確率で24時 間以内、約80%の確率で48時間以内、約95%の確率で一週間以内に埋まるというWeb上の情報もあるので比較的短期間で勝負がつく効率の良いトレード手法のように感じます。
このEAはドル円5分足で稼働させるEAで最大ストップロス45pips、テイクプロフィット90pipsという設定なのでその日のうちに決着がつく可能性が高いというのも十分にうなづけますね。
バックテストを見ると損小利大の設定でありながら勝率が50%を超えています。この赤tぃんぐだったら勝てないわけはないですよね。ギャップの大きさによりフィルターをかけていることが勝率アップにつながっており、一種のボラティリティフィルターとして機能しているようですね。フィルターは効果的なものを使いたいものですが、このEAはしっかりとそれが出来ているようです。
ギャップEAはいくつもありますが、全てのギャップでエントリーするようなEAはトレードチャンスは多いものの勝率が悪くなることが多いので丁度いいフィルターというのはこの戦略には必須ですね。
さてこのEAのフォワードテストは2017年の4月26日から開始されたのですが、現在までにトータルで6回のトレードを行っていますが勝率はなんと100%!
少ないチャンスを確実にモノにするタイプのEAということがわかりますね。
チャンスが少ないということは開発者さんもわかっていたようで、このEAのウィークポイントを解決するために複数通貨ペア対応版をリリースしています。トレード回数が増えるのみならず、マルチペアをトレードすることによるリスク分散効果も見逃せません。
対応通貨ペアはAUD/USD、GBP/USD、EUR/USD、EUR/JPY、USD/JPYの5通貨ペアです。
フォワードテスト期間はまだ短いもののこちらも順調です。
窓埋めトレードはいまだに有効な手法だということに驚くとともにアプローチの仕方次第ではドローダウンの少ない安全なEAが作れるということに感心しました。ギャップEAも作ってみようかな。
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