MT4のEAは自動売買の入門的存在
外国為替証拠金取引いわゆるFXでは自動売買というトレードを機械に任せてしまう方法があります。為替レートの過去の動きを分析し、勝つために優位な条件を見つけ、それをプログラム化すればだれでも自動売買を行うことが出来ます。しかし、プログラム自体を組むのは専門知識が必要になるので自動売買初心者の人が簡単に手を出せるものではありません。
MT4のプログラムはEA(Expert Advisor)と呼ばれていて、MetaQuotes Language 4 (MQL4)という言語で書かれいます。C言語に近い言語なのでC言語を使ったことがある人なら比較的簡単に習得することが出来るのではないかと思います。しかし、普通の人はC言語なんて習ったこともないでしょうから習得するためにはかなりの覚悟が必要になるでしょう。
そんな中、最近ではMQL4がわからなくてもEAを作成できる便利なツールが増えてきています。
EAつくーる
その中で現在自分の中で一押しなのがEAつくーるというEA作成ツールです。
売買のエントリーのための条件を入力し、決済条件を選べば簡単なEAならすぐに作ることが可能です。
例えばRSIの逆張りEAを作りたいときには次のような条件を設定します。
買いの条件
2本前の期間14のRSI > 30 1本前の期間14のRSI < 30
売りの条件
2本前の期間14のRSI < 70 1本前の期間14のRSI > 70
これはRSIと数値のラインとがクロスした時にエントリーするための条件になります。2本前はRSIは30以上、1本前はでは30より小さくなっているので買いのエントリーをします。売りの条件も同様に2本前のRSIは70以下、1本前では30より大きくなったので売りのエントリーをします。
シンプルなRSIによる逆張りエントリーはたったこれだけの条件で達成できます。
決済はストップロスと、テイクプロフィットだけを設定して「EA作成」ボタンをクリックすれば、MQL4ファイルが出力されます。出力されたファイルをMT4のExpertAdvisosフォルダに入れてコンパイルすればすぐに使えるようになます。
プログラムができなくてもここまで出来るので何かアイデアを思いついたら試しに使ってみるのもいいかもしれませんね。
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