EAを作成するときは大抵の場合はインジケーターでエントリー条件を決定しているのですが、今回のEAにはインジケーターは一切使われていません。
インジケーターを使わないとなると何を根拠に売買をするのかという疑問にぶつかります。ふと思い浮かぶのは指定した価格でエントリーすというロジックです。今の価格から1円下がったら買うということを繰り返していくわけですね。たぶんグリッドEAのようなものが出来上がると思います。
次に思い浮かぶのが時間によって売買のタイミングをコントロールするという手法ですね。これは「ごとうびエントリー」などのEAの存在などからもわかるように相場の癖を捉えようとする試みの一種になるのではないかと思います。
どちらの手法も気になるのですが、今回は時間によりエントリーするEAを作ってみたいと思います。
このEAは簡単な仕組みになっていて指定した時間が来たら買いポジションをオープンし、指定した時間になったらポジションをクローズするということを繰り返していきます。
時間による癖がありそうなドル円でバックテストしてみました。
この設定だと9時にエントリーして翌日の1時にクローズするという感じですね。外為ファイネストのMT4でバックテストしていますが、ブローカーによってサーバーの時間が違うので「Entry_Hour」と「Close_Hour」の調整が必要になります。
このEAはロングエントリー専用ですが、パラメーターで「ShortOnly」の部分をtrueに変更することでショートエントリーのみのEAになります。
時間だけでなく曜日にもアノマリーがありそうなのでこれからもいろいろと研究していきたいですね。
「Download」をクリックするとEAをダウンロードすることが出来ます。
(記事中のバックテストではテイクプロフィット、ストップロスを設定していませんがこちらの配布用のEAには追加してあります)
コメント