トレイリングストップ
ストップ(S/L)の意図は通貨ペア価格が不利益な方向に動く場合に損失を減らすことにあります。ポジションが利益状態になると、ストップ(S/L)は手動で採算水準に移すことができます。このプロセスを自動化するため、トレイリングストップが提供されています。このツールは、価格が同じ方向に強く変動するとき、または何かの理由で市場を継続的に観察することができない場合に特に有効です。
トレイリングストップ機能は常にオープンポジションに添付され、ストップ(S/L)のようにサーバ上で作動するのではなく、クライアントターミナルで作動します。トレイリングストップを設定するには、「ターミナル」ウィンドウで「トレイリングストップ」コンテキストメニューコマンドを実行する必要があります。次に、オープンポジションの現在価格とストップ(S/L)の差について希望する値(トレイリングストップ値)を選択します。1つのオープンポジションに設定できるトレイリングストップは1つだけです。
上記の操作後、新たな価格が入って来るごとに、ターミナルはポジションが利益状態になっているかをチェックします。[その時点の現在価格 – ストップ(S/L)]がトレイリングストップ値よりも大きくなると、ストップ(S/L)注文を出すコマンドが自動的に実行されます。設定されるストップ(S/L)はその時点の[現在価格 – トレイリングストップ値]となります。さらに、価格がより有利な方向に変動すると、トレイリングストップはストップ(S/L)水準を自動的に価格に従って変更しますが、ポジションの利益が1度でも下がると、ストップ(S/L)をそれ以上変更しません。したがって、取引ポジションの利益は自動的に固定されます。自動ストップ(S/L)注文の変更が終わると、その記録がターミナルの操作履歴内に記入されます。
トレイリングストップは、「トレイリングストップ」メニューの「取消」コマンドを実行して無効にすることができます。また、「トレイリングストップ」メニューの「全てを取消」コマンドを実行すると、すべてのオープンポジションと成行注文のトレイリングストップは無効になります。
注意 : トレイリングストップは、ストップ(S/L)やリミット(T/P)のようにサーバ上で作動するのではなく、クライアントターミナルで作動します。ターミナルがオフの場合、作動しないのはこのためです。この場合、以前のトレイリングストップによって設定されたストップ(S/L)で約定されます。
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