メタトレーダー4には豊富なインジケーターが用意されており、それらを組み合わせることで多彩なトレード戦略を作ることが出来ます。巷で販売されているEAのほとんどがロジック内でインジケーターのお世話になっているはずです。
私もMT4で自動売買プログラムを作成する時はほぼ100%の確率でインジケーターを使用しています。特に使用頻度が高いのが移動平均線で、トレンドを判断するための強力な武器となっています。
移動平均線にオシレーター系のインジケーターを組み合わせれば押し目買い、戻り売りのEAが簡単に作れてしまいます。
このようにインジケーターはトレード戦略の作成に無くてはならない存在なのですが、完璧な存在ではありません。
インジケーターにはパラメーターが存在しているのですが、この数値を決定することはとても難しい作業になります。EAを作成して最適化すれば手っ取り早いのですが、やり過ぎるとカーブフィッティングに陥ってしまいます。バックテストでは優秀なのにフォワードテストをスタートさせた瞬間にドローダウンが発生してしまったなどというのはよく聞く話です。
というわけでインジケーターに頼り過ぎるのも考えものなのです。
たいていの人はFXを始めた時に指南本を買って基本を勉強すると思うのですが、チャート分析の項目でトレンドラインの説明があったのではないかと思います。
トレンドラインはインジケーターのようなパラメーターが存在しないので、後から設定に迷う心配はありません。基本通りに安値同士や高値同士を結んでいけば簡単にトレンドラインが引けてしまうのです。
簡単にと書きましたが実はFXを始めたころはトレンドラインを引くのは苦手中の苦手でした。インジケーターを使ってトレード戦略を考えるようになったのはトレンドラインが引くのが苦手だったからと言ってもいいかもしれません(^^;)
トレンドラインの有効性は理解していながらも、うまく引くことが出来なかったという理由でライントレードから距離を置くことになってしまったのです。ライン引くの面倒くさいですしね(笑)
おそらく私のような経験をした人はかなりいるのではないでしょうか。
そんな時はトレンドラインProなどのライン描画ツールを利用するのが便利です。
トレンドラインProはリアルタイムで自動でトレンドラインを描画してくれる優れものです。しかもFXだけでなくCFD(先物取引)にも使用出来る守備範囲の広さも魅力的です。
リアルタイムでチャートを監視しているので有効性のなくなったラインはどんどん削除されます。余分なラインを残さないのでチャートが常に見やすい状態に保たれているのが嬉しいですね。
またメインとなるトレンドラインの他にサブトレンドラインの描画が可能なのでトレード戦略を立てやすくなっています。
トレンドラインProはライントレードをするためのツールとして非常に良くできているのですが、トレンドラインの引き方を理解していない初心者にとっての学習ツールとしても魅力的です。
トレンドラインProが引いたメイントレンドラインやサブトレンドラインを何度も見ているうちに勘のいい人なら引き方のコツのようなものをすぐに掴めてくるはずです。
このようにトレンドラインProはライントレードをしたい人以上に、トレンドラインの引き方を覚えたい人にこそお勧めしたいツールなのです。
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