リトレイスメントを捉える一目均衡表のEAを作ってXMのMT5で最適化してみた

MT5
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一目均衡表って素晴らしい

最近MT4で一目均衡表を使ったEAをこっそり量産しているのですが、さすがトレンド系のインジケーターだけあってポンド円など動きの大きい通貨での成績が簡単に出せるのに驚いています。

現在、自分用にMT4で開発しているEAは一目均衡表とオシレーター系をインジケーターを組み合わせているのですが、一目均衡表のマルチプレイヤーぶりを見ると他のインジケーターなんて必要ないんじゃない?と思わなくもありません。

そんなわけで今回は一目均衡表だけでEAを作成していきたいと思います。

トレンド判定能力の高さをベースにロジックを作成

一目均衡表は何と言ってもトレンド判定能力の高さが売りなので、その最大の特徴を活かしつつどこでエントリーするかを検討してみます。

トレンド判定にはどのラインを使ってもいいのですが、今回は転換線と基準線の2本のラインを使います。転換線と基準線は移動平均線と似てメインチャート上に過去の価格を基準にして描かれる線なのですが、移動平均線とは違いカクカクしていますよね。

しかし、このカクカクしたラインがマニア心をくすぐるんですよねえ(笑)

この2本の線は移動平均線に例えると短期線と中・長期線にあたるのではないかと思います。移動平均線の場合はこの2本のラインの位置関係で上昇トレンドか下降トレンドかを判断することになりますが、一目均衡表の場合でもそれが出来るのではないかと思います。

ということは転換線が基準線よりも上にある時は上昇トレンド、逆に転換線が基準線よりも下にある時は下降トレンドであると判断することが出来るのです。別に一目均衡表じゃなくて移動平均線でもいいじゃね?という声もあるかと思いますが、移動平均線のEAよりも一目均衡表のEAの方がネームバリューがありそうじゃないですか(^^♪

トレンドは艇については転換線と基準線の2本のラインを使用することにしてエントリーするきっかけとなるロジックをどうするかということが問題になります。転換線と基準線のクロスを使いたいところなのですが、さっきトレンド判定に使ってしまったのでバッサリと切り捨てますw

今回は転換線に価格がタッチしたらエントリーするというロジックにしてみましょう。例えば上昇トレンドが発生しているときには価格は転換線よりも上にあるのですが、常に上に位置しているわけではありません。たまに上昇力が落ちて価格が戻ってくることがありますよね。いわゆる押しの状況なのですが、この押し目を拾いたいというのが今回の狙いです。

上昇トレンドの場合は転換線よりも下でロウソク足がクローズしたのを確認してからエントリーすることになりますね。

たった2本のラインでトレンド判定とエントリーサインを得られてしまうなんてさすが一目均衡表様です←移動平均線でも出来るんじゃね(-_-;)

一目均衡表と言えば先行スパンAと先行スパンBで構成されている雲が有名ですが、今回は雲が登場しなくてすいませんm(__)m

悲惨なバックテスト結果

さっそくドル円の1時間足でバックテストをしてみました。

こりゃ悲惨な結果になってしまいましたね(-_-;)

一目均衡表にはドル円という通貨は相性いいので絶対いける自信があったのですが残念です。

 

MT5はマルチコアという超強力な最適化機能が備わっているので、気を取り直して最適化に励むことにします。やはりシングルコアしか使えないMT4と比べるとマルチコアの使えるMT5では最適化にかかる時間がかなり節約できます。

ただし最適化でこそマルチコアが使えるのですが、個別にバックテストをすると一つコアしか使わないので思ったより速くありませんでした(-_-;)

最適化したので右肩上がりになっているのですが、全パラメーターをいじってしまっているのでちょっと過激にやりすぎた感じがします。他の通貨ペアもこの設定でいければいいのですがなかなかそんなにうまくは事は運ばないでしょうね。

転換線での価格のリトレイスメントがある程度は使えるのではないかという手応えは感じたので今後のEA作りの参考にしたいと思います。トレンドの判定さえもう少しうまくやれれば大きく化ける要素は十分に持っているはずです。

 

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